スキプラ!
担当範囲
企画、演出、撮影、美術
編集(オフライン/オンライン)
MA(整音)
スタッフ
企画:甲原 海人/西村 優月
撮影:西村 優月
編集:西村 優月
プロジェクト開始:新宿への下見
「新宿の大型サイネージに広告を出す」—それが、このプロジェクトのミッションでした。
最初にやったことは現地調査。実際に新宿に足を運び、サイネージとポスター、そして何より環境音の激しさを感じることから始まりました。
駅前の雑踏、複数のサイネージから同時に流れる音、人波、車音—ここは本当にカオスです。「こんな中で、私たちの広告をどう響かせるか」。それが問題でした。

作戦会議:何を大事にするか
下見から戻ると、チーム全体で作戦会議を始めました。
「そもそも、この環境では何が見る側に印象を与えられるか」 「どの音なら、人の耳に残りやすいのか」 「その中で、伝えるべきメッセージをどう絞るのか」
そういった視点から、企画の方向性を決めていきました。
音が、すべての起点になった
議論の中で出た結論は、「音が一番大事」ということ。
この場所では、映像よりもまず聴覚に訴えることが勝負という仮説になりました。なぜなら、通行人はさまざまな物に目を奪われますが、音は耳に入ってくるから。
そこからBGM制作が、このプロジェクトの第一段階になりました。
いろんな音源を聴き、比較して、検討する。「この音は耳に残るか」「クセになるか」「分かりやすいか」。一つ一つを吟味して、難しい環境の中でも輪郭が立つ音を作っていきました。
企画の方向性:「どんなシーンもスキルプラス」
音が決まったタイミングで、企画全体の方向性が定まりました。
「どんなシーンもスキルプラス」—シンプルなメッセージ。
このフレーズで、撮影企画も決定。撮影本番へ向かいました。


撮影現場のアドリブ:腕を十字に
撮影現場では、腕を十字にする動作が生まれました。
最初は企画にはなかったアクション。でも、撮影しながら「あ、これいいね!」ってなりました。
その感覚でワンテイク、ツーテイクと撮影が進んでいくことになりました。
現場の空気感で決まった表現が、最終的に一番ハマった。そういうことって、ありますよね。
撮影から編集へ:いいテンション、そのまま
アドリブで決まった動作を含めて、撮影〜編集と進んでいきました。
現場のいいテンション、いい感覚が、そのまま作品に反映されていった気がします。
「あ、これいいね!」という気持ちが、ずっと続いていた。
編集現場でも、「ここはこっちの方がいいか」と細かく調整しながら、でも大事な要素は逃さない。そういう制作でした。
いざ放映!新宿で目撃
完成した動画は、予定通り新宿の大型サイネージで放映開始。
もちろん、私たちも現地に観に行きました。自分たちが作ったものが実際に新宿の街で流れている。その瞬間は嬉しかったです。
そして何より嬉しかったのは、音が拾えていたこと。雑踏の中でも、私たちが狙ったBGMが、ちゃんと通行人の耳に届いている。
評判も上々でした。

1年後、まだ覚えられてる
放映開始から1年以上が経った今でも、社内からは「この動画いいよね」「腕のアレ、いいですよね」って言われることがあります。
短い映像、シンプルなメッセージ。でも、1年経っても誰かの記憶に残っている。
このプロジェクトは「作って良かった」って心から思える仕事になりました。