[TVCM]できたらいいな在宅ワーク編
担当範囲
企画、演出、キャスティング、撮影、美術
編集(オフライン/オンライン)
MA(ナレーション収録/整音)
スタッフ
企画:石黒 ケンタ/安藤 弘隆/加藤 悠仁
撮影:安藤 弘隆
編集:安藤 弘隆/加藤 悠仁
TVCM コーディネート:仲 俊光
「初めてのチャレンジ。短納期の中で、チーム一丸となって乗り越えた2週間」
このプロジェクトは、私たちのチームにとって初めての試みが詰まっていました。タレントや声優の採用、ポストプロダクション利用、そして絶対に遅れられない大きな納期。
このような大きいプロジェクトは、これまでなかったかもしれません。
・企画段階から始まった試行錯誤
脚本の微調整はギリギリまで続きました。ときには事務所から離れ、夜な夜な近場の公園で気分を変えながらアイデアを出し合ったり互いの主張をぶつけたり。
時間が経つのも忘れるくらい議論に没頭していました。
「ここはこっちの方がいいんじゃ?」「いや、でもこっちだと...」。そういった試行錯誤の繰り返し。
正直、大人になってからこんなに青春を感じたことはありませんでした(笑)。

・撮影環境の工夫:限られたカードで最大限戦う
私たちはお金をかけるだけじゃなく、持ってるカードで戦うことを意識しています。
オフィスシーンの撮影では、社内のオフィスそのものをセットに改造。昼間のシーンなのに夜の風景に見えるよう、全ての窓ガラスに加工を施しました。
見事に夜のオフィス風景を演出できたとき、「ああ、こういう工夫で表現できるんだ」と、改めて感じた瞬間です。
部屋のシーンは実際にスタジオを借りて撮影。
当日の天気などでライティングが上手くいかなかったり、撮り直しが必要だったり、制限時間ギリギリまで撮影を続けることになりましたが、なんとか無事に終えられました。



ほぼ寝ずに(笑)
ラフ撮影では、何度も何度も細かなニュアンスの調整を繰り返しました。
「ここの間合いが違う」「この表現のトーンが強すぎ?...」。ダメなら構成から練り直す。尺の確認、音の確認。エンドレスです。
実際のところ、完成まで2週間、みんなほぼ寝ずに頑張りました。
「あ、もう朝だ」って思いながら、微調整を続ける。そんな状態。正直、記憶が飛ぶくらいでした。
でも、その時の心持ちはシンプルで「なんとかやり切るぞ」。メンバー全員が同じ想いで同じ方向を向いていました。
完成して思ったこと
いざ完成して振り返ると、「ここはもっとこうできたな」とか「あ、ここミスったな」とか、反省点はいっぱい出てきます。
でも同時に、大きなお金が掛かった絶対に遅れられない納期の中で、私たちはやり切ることができた。
タレント採用、ポストプロダクション、チーム全員での寝ずの頑張り—すべてが初めての経験でした。
このプロジェクトが教えてくれたこと
私たちの会社では、比較的一人で進める作業が多いです。黙々とデスクの前に座り続ける。そういうスタイルが常でした。
でもこのプロジェクトは違って、朝から晩まで議論して、スタジオで汗をかいて、編集室でまた議論して。一人では到底できない規模の仕事をチームで乗り越えるという経験。
その過程での失敗、修正、試行錯誤。そしてみんなで一緒に「やり切った」という達成感。
振り返ると、このプロジェクトは、私たちの財産になっていると思います。
